Q コアノードの冗長化は可能ですか?
A 全てのPCWLにおいて可能です。
なお、コアを冗長化構成とする場合は、それぞれのコアに同一のバックホールチャネルと
共通暗号キーを指定する必要があります。
■注意事項
親機(コア)の冗長化を行う場合は、親機はPCWL-0400 同士、または PCWL-0500 同士の
構成にしていただく必要がございます。組み合わせ対応可否は以下をご参照ください。
Q PCWLをコアと設定した際に設定可能となる、コア冗長化モードとはなんですか?
A コア冗長化モードを有効化することで、コア機に障害などが発生し再起動を行う時に、
「自身に設定されたバックホールチャネル」で再起動するのではなく、
「周囲のバックホールチャネル」に合わせて再起動するようになります。
例えば、コアが正常稼働していた際、稼働中にDFSにより自身に設定されたチャネルではない
別のチャネルでバックホールが構築されていたとします。
その状態でコアが再起動すると、デフォルトでは自身に設定されたチャネルで再起動してしまうため
DFSによりチャネルが変更されたまま稼働し続けている周囲のノードとは異なるチャネルで
再起動してしまうことから、どのノードとも接続できない状態のコアが稼働してしまいます。
コア冗長化モードを有効化しておくと再起動時に周囲のチャネルをスキャンして、
自身に設定されたチャネルとは別のチャネルで構築されたバックホールを見つけたら、
そのチャネルで再起動するようになります。
Q コア冗長化モードを有効化したときに設定可能となる、Eth-upリンク確認とはなんですか?
A ETth-upリンク確認が有効化となっているコアノードで、ETth-upのリンク障害を検知した際に、
自身のバックホールとアクセス側の電波を停波する設定です。
なお、ブランチ機が、上位ノードとの経路障害を検知したときにAP側の電波を停波するためには
ノード設定のバックホール内にある、「経路障害時APオフ」を有効にする必要があります。
Q ブランチノードの冗長化は可能ですか?
A 全てのPCWLにおいて、ブランチが接続している上位のブランチノードが
ダウンしてしまったとしても、同一バックホールに存在する別のノードへ自動で接続しなおします。
ただし、別のノードへ接続を切り替えるためには、自身と切り替え先のノードの電波が
お互いに到達する位置にあらかじめ設置し、無線バックホールを構築できるRSSIを確保しておく
必要があります。