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DFSとはなんですか?
DFS(Dynamic Frequency Selection)とは、無線LANの通信が他の無線システム(航空レーダや気象レーダ)に影響を与えないよう、アクセスポイントの使用周波数帯を変更する機能のことです。
W53(52~64ch)、W56(100~144ch)を使用している際、他の無線システムの存在を検知した場合に、使用チャネルを変更し、レーダ波を受信していないことを1分間確認してから電波を送出します。その間、アクセスポイントに接続するPC等端末機器は通信ができなくなります。
※補足:W53(52~64ch)、W56(100~144ch)で定められた周波数帯は、他の無線システムが使
用する周波数帯域と重複しています。このため、アクセスポイントで使用している周波数
帯と重複する既存の各種レーダをアクセスポイントが検知した際には、他の無線システム
に影響を与えないよう、DFS機能を搭載するように法令で定められています。 -
CACとは何ですか?
CAC(Channel Availability Check)とは、ノードが使用するチャネルに、レーダー波が居ないかを一定期間(60 秒以上)チェックする動作のことです。W53(52~64ch)、W56(100~144ch)を利用する場合に、ノード起動時やDFS処理時に行われます。 -
ACRとは何ですか?
ACR(Adaptive Channel Recovery)とは、DFS発生時の処理を高速化するものです。
詳しい動作につきましては、コチラのACR動作説明をご確認ください。-
- 対応機種
- PCWL-0400:非対応
- PCWL-0410:非対応
- PCWL-0500:対応
- PCWL-0510:対応
- PCWL-0530E/0530E-ID/0530E-OD:非対応
※【PCWL-0500 or 0510】と【PCWL-0400 or 0410 or PCWL-0530E/0530E-ID/0530E-OD】の
組み合わせでバックホールを構築している場合は、ACRが動作いたしません。
- 対応機種
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レーダー検知後、経路が再構築されるまでどのくらいの時間がかかりますか?
ACR非対応:約1~2分
ACR対応:約6秒~10秒
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DFS発生を防ぐ対策はありますか?
屋内の場合W52(36~48ch)を使用する、W53(52~64ch)、W56(100~144)を使用する場合、ノードを窓際に設置しない。
事前調査でレーダ波が発生するchを確認できる場合、そのチャンネルを使用しない。